Darjeeling  No6




列車を併走しながら追っかけていると、トイトレインは不自然な場所で止まってしまった。
「どうしたんですか?」と運転士に聞くと、反対側から来る列車がまだ来ないのでここで
足りなくなった石炭を砕く事にしたんだと。
本心 「アホナヤッチャナァ〜、毎日走ってるんだから使う分など分かってるだろぉ〜」と
始めはまったく理解できなかった。

20分位過ぎただろうか、いい加減暇を持て余していると。
そろそろ出発するよと車掌さんが声を掛けてくれた。

慌ててタクシーに飛び乗り込み、さぁ行くぞと気持ちにスイッチON!
そしてコーナーを3ツ4ツ抜けた所で!!!
「 STOP STOP STOP PLEASE!!!」
対向から突然現れたトイトレインに頭は真っ白。
「そっかぁ」そういうことだったんだ!

職員らしき人が側線とのポイントの部分をほうきで隙間の清掃をしている。
「ここで交換かあ」偶然にもこんな場所で交換シーンが撮影できるとは、なんてluckyなんだと心で叫んだ!
列車はポイントを過ぎ、Darjeeling方面に進み一旦停車。
係員がポイントの切換え鎖鍵をした後、山側に延びる側線に推進運転で入ってきた。
(沿線を歩いてみて分かったのだが、この山側に延びる側線の有効長は意外と長く、往年行き交ったであろう貨物にも対応出来る重要な待避線だったのだろう)










Darjeelingへ向かう途中、交換のためバックで側線に入る観光用列車。








そして交換シーンのイメージを立てながら撮影を続けていると
間もなく「ピヨォォ〜ピョッツピョッォォォ〜」と汽笛が近づいてきた。
「 来た来た♪ 」
狙っていた場所に移動しカメラを構えた。
ドッキドッキもんの交換は、かなりゆっくりとしたスピードでポイントに進入し
周囲の職員らに挨拶をしながら走り去っていった。

興奮冷めやらぬ中、再び Kurseng(カルシャン)に向かう列車を追いかけようとすると
停車中の車掌が「 写真を撮っているのかい
へ向かう列車はかなり遅れていているので、戻ってくるのは夜になってしまうよ」と教えてくれた。
撮影するならDarjeelingに向かうこの列車を撮影したほうが良いんじゃないかとアドバイスを受けた。


話は早かった。
運転手にKursengへは向かわずこの列車を追ってくれと一言。
早速先回り、さっきまで見てきた撮影地のイメージを巻き戻しながら戻ることにした。














発車して間もなく勾配に差し掛かると、Sand man は空転防止のためレールに目掛け砂を丁寧に撒きだした。








この後数箇所で砂撒きのシーンを見ることができた。
(いずれモノクロ写真で紹介)












連続する勾配を上りきり、SONADAではひと時の水浴びを楽しむ。



しかしここで勾配が終わったわけではない。
Ghumまでは気の抜けない勾配が続く。















車体を木々に擦りつけながらGhumへと向かう。



バタシアループ俯瞰撮影のため、途中から撮影を切り上げ大きく先行。
昨日と同じように、ベランダにお邪魔させて頂き撮影をした。











Ghum st を過ぎ、霧のバタシアループを下っていく。












バリ晴れで撮影したいものだ。





この後は1回追いつくことが出来たが、煙も期待できない事から無理せず撤収。
夕刻の Darjeeling を散歩することにした。














本日の夜食はここで頂くことにした。










今日も喉を潤す KALYANI BLACK LABEL。













レストランからのGhum方面の展望。








ネオンが灯る Darjeeling 繁華街。














やはりここまできたらDarjeeling tea を飲ますにはいられない。
spring version







韓国の有名な歌手がやってくるようで、街中お祭り騒ぎ。













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