Darjeeling No4

運転士のおじさんに別れを告げると、列車は Kurseng(カルシャン)に向け出発していった。

観光列車の時刻表と思われる。
Ghum st

Ghumからは少し歩いて戻った場所からDarjeeling方面を望む
Ghum stは標高2300メートルに位置する(山形県の鳥海山とほぼ同じ高さ)
Darjeelingまでは約6キロ程の道のりで連続した下り坂になる。
初日という事もあり、ロケハンを兼ねトレッキングでDarjeelingを目指す。

30分ほど歩いた所で、バタシアループ(ループ線で有名な場所)を見下ろす、丘の上に立ち寄った。

その丘の上は民家の敷地となるが
民家の主に断りを入れ、その敷地のベランダで撮影させて頂く事に。

色々な花が庭で育てられていた。

民家のおばさんが用意してくれた椅子でぐうぐう寝てしまった。
Darjeelingから観光用SLが昼過ぎに来るはずだったのだが・・・
2時間待っても3時間待っても現れず、いい加減見切りをつけ下山を決定。
玄関越しに椅子のお礼を述べると「またいつでも撮影においで」と声を掛けてくれた♪

昨夜からの大雨の影響か、このように土砂が崩れ危険な状態も見られた。 バタシアループから少し降りたところでDarjeeling方面を望む
Darjeelingへ向け再出発。
そして30分位歩いただろうか、急な右カーブを抜けた瞬間!!!
「 いた!いた!いた! 」
また何も無いところで止まってるし(汗)
すっかりSLの事など忘れていたので超感動!
近寄って撮影を始めたら、まもなく発車するよと教えられ、慌てて来た道を駆け上がった。

調子が悪いのかなかなかスピードが上がらない。

花の後姿が
トイトレインを見送っているようだった。

撮影後猛ダッシュ!
何とか追いつく区間もある。

何とかもう1枚・・・・もう限界だ。
その時
ドカチン!と
辺りに鳴り響いた。
何?何?何?

何?何?何?
「1ルピー落ちてないか?」

それは
まさに脱線って表現したらよいのか
正確には脱輪かな?
ちょうど踏み切りをふさぐ感じで止まってしまったもんだから、あっという間に大渋滞。
しかし、ここでも誰も慌てる人はいない。
だ〜れも顔色ひとつ変えない。
こりゃどうなるのかと興味津々に見ていると
後部車両の車輪には、転道防止のための材木をはさみ、手際よく車両を切り離す処置が取られた。
我先にとはならず、整然とした交互通行が続いた ヾ(^-^*)


おおおオオ〜 ホントマジぶつかんねぇ〜のか!


ようやくたどり着いた救援部隊。

早速ジャッキを取り出す職員たち。

こんな感じでうまくジャッキが噛ませる。 線路の泥を取り除く職員。
チームワークの見せ所。

なんともアナログ的な作業が続き
車輪を浮かせレールの上に車輪を乗せる寸前まできた。

何とか作業が終わりそうなのだが、Darjeelingに戻る時間が迫ってきた。
最後まで見届けられず残念だが、ここで退却することにした。

年季の入った消防車に視線を奪われた。 途中何箇所か交換が出来る設備がある。

まぁこれはこれで良いのか。

洗濯物のパッチワーク。

夕刻迫る Darjeeling
の中心部は多くの人で賑わっていた。


店構えがたまらない。 怪しい店のたたずまい。
古めかしいパン屋を見つけておばちゃんに声を掛けた。
照れから顔がひきつったおばちゃんを、パン屋のオヤジはニヤニヤしていた。
夕食は某有名旅行雑誌に、こじゃれたお店と掲載されていた怪しげな店。
初めは電気が消えていて休業中かと思いきや、私たちが入ると電気をつけてくれたエコレストラン。
センスの良いレストランという名の食堂って感じかな (右上)
味はGood♪
Darjeeling初日の撮影は、切符の間違い、列車の脱線と
波乱含み、あっという間の1日だった。
今日もキングフィッシャーを飲み干し、翌日の撮影に備えた。
いよいよ明日はタクシーをチャーターし、トイトレインを追っかける。
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☆ ☆
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