「 羽越のセリカ ヨーロッパ探検紀行 」 〜 5 〜
今朝も朝食を前にガサゴソと一人ホテルを出た。
ローテンブルクの外壁など街の写真を撮り歩いた。
( 左写真は レーダー門 )
左写真中央は
( ゲルラッハ鍛冶屋 )
駅へ向かう途中市内の案内板があったので迷わず駅に到着。
(英語・ドイツ語はさっぱりだが駅への案内は解読が出来る 笑)
ローテンブルク駅は片面1線使用のローカル漂う造りで構内には立派な腕木式信号も立っていた。
(1線挟んで低いホームらしきものもあるが必要性は感じない)
側線には単軸の貨車が留置され(使用しているかは不明)
一昔前までは相当な貨物の入れ換えがあったように思える。
小さな赤い花がいっぱい咲いているのが印象的だったホーム先端。
周辺の写真を撮り終える頃乗客がちらほら集まりだしていた。
そろそろ1番列車が来る頃かぁ〜
どんな車両が来るのかなぁ〜
朽ち果てるような古めかしい車輌がが来ないかななどと夢膨らませていると
一昨日マインツ駅で見た標準的なタイプの車両に夢が砕けた。
キハ110よりは良いけど、、、
「つまんねぇ〜」と思いながら
でも「一応〜ねっ」とお決まりの
言い訳をつけながらシャッターを切った。
連結器下の出っ張りに大変興味がわく
位置合わせにしては長すぎるような!
( 左の写真は ローテンブルク駅 )
列車はまもなく来た方向へ出発。
それを見送り安全を確認すると出発した列車とは反対側に歩き始めた。
専用線?は2キロ弱歩いた所で線路上に門があり閉ざされていた。(
よくある風景だ)
構内専用の入換機関車がいるのではと工場周辺をくまなく探したがそれらしき車両は見当たらなかった。
線路のさび具合を見る限り時々入れ換えはありそうな雰囲気なんだけど・・・
時間もないので深入りせずこの辺で撤収する事にした。
帰り道は線路に沿う道を歩いた。
途中オペルのディーラーがあったが
期待する珍しい車は売られてはいなかった。
朝食をすませ街中に散策に出た。
まだ空気はひんやりしている。
ノスタルジー漂うローテンブルクの城内では馬車が行き交う。
街の中心部マルクト広場では商人たちがあわただしく朝市の準備をしている。
そんな中をリヤカーに果物を山積みに現れたおじいさん。
果物を搾り、生ジュースとして販売するようだ。
丁度喉も渇いたのでりんごジュースを1杯頼んだ。
骨董品のような手動の機械で果物すりつぶし
新鮮な生ジュースをグラスいっぱいに注いでくれた。
グラスを受け取り(紙コップでないところがイイ!)
市場を見渡せる少し離れた階段に座り 「ゴクリ!」
「まいうぅ〜」・・・
微妙な冷え具合で最高にうまかった!
飲み終えたコップを返した後
広場の中心には街一番の高い塔(旧市庁舎らしい)があるらしいのでちょっと昇ってみることにした。
展望台の階段は昇るにつれてどんどん狭くなってくる。
途中からはループ式の階段になり、最後ははしごで屋上に昇る事になる。
(ここで入場料金を支払う)
這い上がるように(お年寄りにはかなりきついかと・・・)屋上に?バルコニー?に出ると
おおお〜素晴らしい!しかし怖い!!高所恐怖症の私には恐怖極まりない。
手すりにしがみつきながらシャッターを切るもののかなりのビビリ具合に気持ちが落ち着かない。
辺りをゆっくりと見回すと統一された街並みがどこまでも続いている。
澄み渡る青い空とオレンジ色の屋根のコントラストがとっても綺麗。
ふと日本の山陰地方のオレンジ色の瓦に似てるなぁ〜って思ったが
でもここはドイツ!1歩も2歩も景観の軍配はこちらに上がる♪
ポストかな? (左)
バスが待つ駐車場では
BMWオーナーズクラブの
仲間が駐車場を埋め尽くしていた。
すべてのバスはこの陽気にも関わらず
アイドリングひとつしていない!
もちろん乗り込むバスの車内は温室になっている♪
この紀行文はすべてフィクションであり実在の人物・実在の話しとは異なります。
「セリカのヨーロッパ探検紀行」その5 終わり
羽越のセリカ
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