「 羽越のセリカ ヨーロッパ探検紀行 」      〜  2  〜




     2日目はライン川クルーズ。
  ホテルから乗船場所のリューデスまではバスで移動した。
  さすがに今日は鉄道と無縁!
  ワインでも飲みながら優雅にクルーズを楽しもうと思っていた。
  しかしリューデスに着くとなんと目の前に線路があるではないか!
  「 あちゃぁ〜 」
  しかも対岸にも線路が見える!




  ほとんどの人は土産屋でたむろしているが
  私一人は反対側の線路脇に向かった。
  時計を見ると出船まではまだ1時間ある。
  何とか1本位撮影出来ないものかと念じ、往来する船を眺めつつ
  列車を待つことにした。

  20分くらい待っただろうか、ようやく踏切が鳴る!
  川を基準にすると下流の方から列車が来るようだ。
  勇んでカメラを構えるも一向に列車は現れない。

  ・・・そういやぁ旅の本に踏切の待ち時間が日本と比べ
  異常に長いって書いてあったなぁ〜
  2〜3分位するとようやっと姿を〜アレレ?
  なんと複線区間の右側をしかも単機で走ってきたのだ!
   ( 車輌編103型機関車参照 )

  車の車線と同じようにドイツでは右側通行なのか!?
  アウトカーブを狙う構図だったのに・・・
  慌ててとりあえず撮ったという結果に  涙                                  ( 写真は2本目に現れた列車 )         



















  その後は昨日撮り損なったク5000タイプを併結した列車を撮影する事が出来たが
  20両近くある編成美を表現できなかった事が残念だった。

  次回があるならブドウ畑からライン川を見下ろす丘でワインとソーセージでも食べながら
  ゆっくりDB達を狙いたいと思った。








( 左の写真は桟橋からのショット )





  桟橋から船にあがるときにもちょうど列車が現れた♪
  遊覧船は左舷前方2階の見晴らしの良い場所を選んだ。
  
  船は間もなく汽笛の合図で出港。

  桟橋を離れ丘の上のぶどう畑に見とれていると右岸後方から接近するものを発見!
  貨物だ!
















      がんばれ!頑張って船に追いついてくれぇ〜と心の叫びが。
      しかもヘビーな3重連!



貨物がぐんぐん追い上げてきた。 
よし!あとちょっと!

木々に視界を遮られながらもタイミングを合わせ
モタードライブが唸る♪







     ライン川の岸辺を真っ赤な3重連がかけ抜けてゆく。




                       〜 ★ しばし画像をお楽しみ下さい ★ 〜



     


           ★  右岸・左岸をゆく列車達  (上写真右岸・下写真左岸)  ★


            




                   ★ 船から降りるトラック〜 
                        船は重要な交通手段 ★

                          

                                              ★  山の至る所で俯瞰ができそう♪   ★




                            

                                    ★ 運搬船がひっきりなしに行き交う  ★




                      

                        (写真上) メモが正しければ ライン シュタイン城
                              ★ この辺りだけでも10年位撮影が楽しめそう ★

                                        





                         

                           ★ 浅瀬が多く点在し船の運航は危険を伴う。
                                      船右下の白く見える所が浅瀬! ★




    途中ワインの試飲会もあり喉を潤したが、やはり心を潤してくれるのは鉄道だった。   笑





   この紀行文はすべてフィクションであり実在の人物・実在の話しとは異なります。
    「セリカのヨーロッパ探検紀行」その3 終わり

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